毎週日曜日の17時30分から放送される日本テレビの演芸バラエティー番組「笑点」。大喜利レギュラーとして活躍した三遊亭円楽さんが亡くなくなり、その後継者が誰になるのか注目が集まっています。
その中で有力候補とされるのが落語家の「春風亭一之輔」さん44歳。
いったいどのような方なのでしょうか。
プロフィールや経歴、天才と呼ばれる理由など調査します。
春風亭一之輔のwikiプロフィール!
名前 | 春風亭 一之輔(しゅんぷうてい いちのすけ) |
本名 | 川上 隼一(かわかみ としかず) |
生年月日 | 1978年1月28日 |
血液型 | A型 |
出身地 | 千葉県野田市 |
趣味 | 飲酒 映画・芝居鑑賞 料理 洗濯 喫茶店巡り 徒歩による散策 |
所属 | 落語協会 ワタナベエンターテインメント |
師匠 | 春風亭一朝 |
持ちネタ | 不動坊、茶の湯、鈴ヶ森、初天神など200を超える持ちネタがある |
春風亭一之輔の経歴まとめ
小学時代
1984年4月、野田市立中央小学校に入学。
部活では落語クラブに入り、6年生を送る会のときに全校生徒1200人の前で「弥次郎」を演じています。
中学時代
1990年4月、野田市立第二中学校に入学。
この頃に落語をされていたのかは分かっていません。
高校時代
1996年4月、埼玉県立春日部高等学校に進学されています。
小学生のときにも落語をしていたようですが、目覚めたのは高校生のときだったそうです。
インタビューで次のように語られています。
落語に目覚めたのは高校生のときですね。ラグビー部に入ったんですけど、疲れて1年でやめました。それで暇になった週末、浅草でふらふらしてて、たまたま目にして何の気なしに入ったのが浅草演芸ホール。それが初めての寄席体験でした。演者さんは、面白い人もいればそうでない人もいて、お客さんも聞いているんだか聞いていないんだか分からない。時空が歪んでいるみたいな空間でしたが、その雰囲気が居心地よかったんです。寄席っていいなあと、興味が湧きました
引用:知るぽると
高校には休止状態の落語研究会があったので、友人1人を誘い復活させ、見様見真似で落語を始めたそうです。
大学時代
一浪後の1997年4月、日本大学芸術学部放送学科に入学されています。
大学でも落語研究会に所属。落語以外に打ち込めるものには出会えなかったと話しており、かなりのめり込んでいたようですね。
落語家の世界へ
落語家になるには、まず真打ちの弟子にならなければなりません。
2001年3月に大学を卒業し、同年5月には落語家になるため春風亭一朝師匠の門をたたきます。一朝師匠に決めたのは「落語の耳心地がよく、優しそうだったから」とのことです。
弟子入りしてからは「前座見習い」「前座」「二ツ目」と順に階級を上げ、最後は落語家にとって最高位である「真打ち」を目指します。
見習いから始め2か月、2001年7月には「前座」となり「朝左久」と名乗ります。
2004年に11月に「二ツ目」に昇進し、名を「一之輔」に改名。「NHK新人演芸大賞落語部門大賞」や「文化庁芸術祭大衆芸能部門新人賞」などの賞を受賞します。
2012年3月、先輩21人を抜き真打ちに昇進されています。
ちなみに、真打ちになるには平均で12年かかるそうです。また、真打ちになったからといってゴールという訳ではなく、人によってはここからがスタートという方もいるようです。
人前に出て芸を見せ喜んでもらうには、一生が修行という厳しい世界のようですね。
春風亭一之輔が天才と呼ばれる理由3選!
その理由1:人間国宝の柳家小三治が認めた逸材!
柳家小三治さんは、古典落語の第一人者で人間国宝に認定された人物で、滅多に人を褒めることがなかったそうです。
その柳家小三治さんが「久しぶりの本物」と言わしめた逸材が春風亭一之輔さんでした。
名前:柳家小三治(やなぎや こさんじ) 本名:本名:郡山剛蔵
生年月日:1939年12月17日
出身地:東京都新宿区
【経歴】
1959年 都立青山高校を卒業後、五代目柳屋小さんに入門
1969年 真打ちに昇進し、十代目小三治を襲名
2004年 芸術選奨文部科学大臣賞。05年には紫綬褒章を受章
2010年 落語協会会長を務め、14年から同顧問となる
2014年 人間国宝に認定
2021年 心不全のため亡くなる。享年81歳
その理由2:先輩21人を追い抜き真打昇進!
2011年9月、落語会で大きなニュースとなったのが春風亭一之輔さんの真打昇進。
通常は年功序列で4~5人の同時昇進となっているところを、21人の先輩を追い抜き単独昇進という異例の出来事に世間は大きな話題となりました。
寄席の番組(プログラム)で一番最後に出る資格をもつ落語家で、弟子を取ることもできる。
また、落語家にとっての最高位となる。
ちなみに、これまでにも異例の抜擢真打がされていおり、ランキングにすると春風亭一之輔さんは6位に位置します。
【歴代ランキング】
1位:3代目古今亭志ん朝(36人抜き)
春風亭小朝 (36人抜き)
3位:柳家花緑 (31人抜き)
4位:古今亭文菊 (28人抜き)
5位:4代目桂三木助 (26人抜き)
6位:春風亭一之輔 (21人抜き)
7位:3代目柳家権太楼 (18人抜き)
8位:4代目三遊亭圓歌 (18人抜き)
9位:10代目柳家小三治 (17人抜き)
10位:柳家喬太郎 (12人抜き)
人間国宝に認定された柳家小三治さんも17人抜きの大抜擢だったようですが、春風亭一之輔さんは更にその上を行く21人抜き。
その時代によって評価が変わりますので一概にどちらが凄いということは言えませんが、誰もが認める実力者という点では間違いありません。
その理由3:SNS上でも天才と絶賛!
春風亭一之輔さんはやっぱり天才だなぁ。 天狗裁き面白い。
春風亭一之輔師匠の落語をDVDで堪能~♪真打ちへごぼう抜き昇進しただけあってやっぱり天才だ!(b^ー°)努力家も素晴らしいけど、天才肌がやっぱり好きなボクです♪
春風亭一之輔という天才の背中をいつも見ている… 嫉妬心から、あの背中を包丁で刺してやろうかなと思うけど… 大好きだから出来ない。
春風亭一之輔さん更にファンになりました。大爆笑の青菜、笑いすぎて涙でちゃったwww同世代の天才。
受賞歴
2005年5月 | 第10回 岡本マキ賞 |
2009年2月 | 第19回 北とぴあ若手落語家競演会大賞 |
2010年10月 | 平成22年度NHK新人演芸大賞受賞「初天神」 |
2010年12月 | 平成22年度文化庁芸術祭新人賞受賞「茶の湯」 |
2012年4月 | 平成23年度 国立演芸場花形演芸大賞 |
2013年4月 | 平成24年度 国立演芸場花形演芸大賞 |
2015年11月 | 第32回浅草芸能大賞 新人賞 |
2016年3月 | 平成27年度彩の国落語大賞 |
まとめ
「笑点」で活躍した円楽さんの後継者選びで注目を集める落語家の「春風亭一之輔」さんについて、プロフィールや経歴、天才と呼ばれる理由などお届けしました。
・落語に目覚めたのは高校生のときで、何気なしに入った浅草演芸ホールの寄席体験がきっかけとなる。
・大学卒業後、直ぐに春風亭一朝師匠の門をたたき入門。
・先輩21人を追い抜き真打ちに昇進。
・人間国宝であった柳家小三治さんに「久しぶりの本物」と言わしめる逸材。
落語会では名のしれた実力者である春風亭一之輔さん、「笑点」で楽しませてくれる日は来るのでしょうか。
今後の展開が楽しみですね。